サラリーマンとは違い個人事業主になる以上、確定申告は必須だ。
確定申告は、白色申告と青色申告があるが、節税効果が大きい青色申告で確定申告を行いたい。
青色申告の控除額は、10万円、55万円、65万円と帳簿の記載の仕方や申告の仕方によって変わってくるが、節税効果の最も大きい65万円控除を狙いたい。
それなりに収入があれば税理士に相談するということも考えられるが、自分はできるだけ支出を増やしたくないので、自分で会計計算を行って確定申告を行おうと思う。
できるだけ支出を減らしたいと言っても、青色申告の65万円控除の条件を満たす複式簿記をExcelなどで行うのは無理があるので、会計ソフトが必要と言われている。
会計ソフトはインストール型かクラウド型か
会計ソフトは、パソコンへのインストール型とクラウド型があるが、自分はお客様先で仕事をすることが多く、インストールされたパソコンを持ち歩くこもできない。
クラウド型はレスポンスなど多少デメリットはあるようだが、常に最新の状態でアプリを使うことがきるし、法改正などに対応されるというメリットがあるので、自分はクラウド型を選択しようと思う。
会計ソフトに求める条件と候補3社のクラウド会計ソフト
クラウド型の会計ソフトといっても、調べてみると会社によってさまざま違いがあるようなので、自分が優先すべき点を考えてみた。
- 価格
- 銀行口座と紐づけできること
- 請求書を作成できること
- e-Taxに対応できること
- 使いやすさなど利用者の評価
さて、本題の会計ソフトだが、YouTubeやネットで調べると以下の3社から選ぶのがよさそうだ。
引用元:Freee株式会社
引用元:株式会社マネーフォワード
引用元:弥生株式会社
使って見るのが一番いいと思い、各社無償の期間が設けられているが、「Freee」と「マネーフォワード」は1か月、「やよい」は1年間無償のようだ。
実際に開業してから使ってみて決めることができるが、自分はそれでは遅いと思い開業前に使ってみたが、実際に収入や支出がないと実感がわかず、数回ログインしただけで無償期間が終わってしまった。😞
さて、ではどうするか。今この記事を書きながら調べている。結果は以下の通りだ。
個人事業主向けプラン価格比較
価格は安いほうがいいが、あまり重要視するほどの金額差ではなさそうだ。
会計ソフト | プラン | 月払い(税込) | 年払い(税込み) |
---|---|---|---|
Freee会計 | スターター | ¥1,628 | ¥12,936 |
Freee会計 | スタンダード | ¥2,680 | ¥26,136 |
マネーフォアードクラウド | パーソナルミニ | ¥1,408 | ¥11,880 |
マネーフォアードクラウド | パーソナル | ¥1,848 | ¥16,896 |
やよいの青色申告オンライン | パーソナル | 月払いなし | ¥9,680 |
やよいの青色申告オンライン | ベーシック | 月払いなし | ¥15,180 |
銀行口座・クレジットカード利用履歴などの紐づけについて
自分は楽天銀行も紐づけたいと思っていて調べていたところ、Freeeは楽天銀行とのAPI連携を2022年2月から終了していたようで、楽天銀行との連携をあきらめかけていたが、2023年12月から楽天銀行とのAPI連携が再開されたようで、これは利用者にとって朗報だ。
さらに調べを進めると、クレカ決済の同期のスピードはマネーフォワードが優れていて、
楽天、ヤフーショッピング、Amazonなどの販売データの履歴もマネーフォワードは同期できるようだ。
この点については、マネーフォワードが優位のようだ。
請求書の作成について
自分は個人事業スタート時点の取引相手は1社なので、請求書などの書類の作成もそれほど手間ではない。それなりに請求書ができて会計ソフトに反映できればよいと考えている。
取引相手が増えてメール送信など請求処理時間や手間がかかるようになったら、オプションの有料プランを考えれば良さそうだ。
以下の通り、自分の利用シーンではどれも遜色なく利用できそうだ。
会計ソフト | プラン | 請求書作成 | 特徴 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Freee会計 | スターター | 〇 | ✕定期請求・合算請求書 | |
Freee会計 | スタンダード | 〇 | 〇定期請求・合算請求書 | |
マネーフォアードクラウド | パーソナルミニ | 〇 | ✕ 毎月自動作成 | |
マネーフォアードクラウド | パーソナル | 〇 | 〇毎月自動作成 | |
やよいの青色申告オンライン | パーソナル | 〇 | 〇請求書の自動作成 | MISOCA無料プランと連携 |
やよいの青色申告オンライン | ベーシック |
e-Taxに対応できるか
e-Taxへの対応は3社どれも会計ソフトから電子申告が可能なようで問題ない。
使いやすさなど利用者の評価
最後にToutubeやブログなどから3社の評価を調べてみると以下のような結果だった。
利用者の声は様々であるが、自分にとってはどれも十分な機能を備えているようで、甲乙つけがたいように思える。
会計ソフト | 利用者の声など |
---|---|
Freee会計 | 会計や簿記を知らない人用に作られていて素人でも簡単に扱える |
マネーフォアードクラウド | ある程度会計や簿記の知識が必要だが銀行口座や販売サイトなどの連携機能が優れている |
やよいの青色申告オンライン | 会計ソフトの老舗でインストール型をそのままクラウド型にしたソフトで悪い点は見当たらない |
筆者の感想
自分の利用シーンからそれぞれのプランを考えると、Freeeならスタンダード、マネーフォワードならパーソナル、やよい青色申告オンラインならベーシックだ。
実際に使い込んでみないとどれがいいとは言えないが、会計や簿記など個人事業主になることを決めてから多少は勉強したが、まだまだ素人と言わざるをえない。
その点では、Freeeがいいのだろうが、利用者の声や税理士の評価などを聞くとどうやらマネーフォワードがよさそうだ。
これからも各社改良はされていくとは思うが、自分は最初はマネーフォワードからスタートしようと決めて頑張っていこうと思う。
以上、これから使い込んでみての感想を記事にしていこうと思います。