成功者は寄付を積極的にするという。
成功者が多いユダヤ人も「ツェダカ」という教えから、収入の10分の1を寄付するという。
メジャーリーガーの大谷翔平氏も全国の小学校に野球道具を送った。おそらく金額にしたらとんでもない額だろう。まさにスーパースターだ。
個人個人、寄付の目的は様々だろう。
事業の成功で大金を手し、使いきれないし、どうせ税金で訳の分からないことに使われるなら、自分が納得できる目的に使ってほしいからという理由もあるだろう。
もちろん、純粋に思いやりの気持ちというのもあるだろう。
身近な所では、ふるさと納税も寄付金にあたるが、ふるさと納税は返礼品目的になっているのは事実だろう。
個人事業主になって様々なことを学んでいくと、確定申告でのふるさと納税以外に寄付金控除はどんなものがあるのかという素朴な疑問や、有名人がどこそこににいくら寄付をしたなどという報道を目にしていた。
そんな時、我が家に送られてきた「国境なき医師団」のご案内に目がとまった。
🌍 国境なき医師団からの“招き”が変えた視界
案内を読み進めると、国境なき医師団が活躍している現場での壮絶なエピソードが書かれていた。戦闘地で、災害現場で、命の危機に瀕した人々へ、無償の医療を届ける医師や看護師たちの姿。そこには、私の会社員時代の生活では想像もつかない、切実な現実があった。
「自分は決して、裕福ではないが、お金に困って生活に不安があるわけではない。この恵まれた状況を、少しでも誰かのために活かせないか」
ふと、そう思った。会社員の頃は、自分の生活と将来の不安がすべてだった。しかし、50代で早期退職し、個人事業主という立場で**「自分で稼ぎ、自分で決める」という自由を手にした今、初めて自分の外側にある世界**に、心からの共感を覚えたのだ。
そこで、少額ではあるが、「国境なき医師団」に寄付をさせていただいた。
💰 寄付で得たものは、控除額以上の「豊かさ」だった
寄付をした後、不思議な感覚が残った。お金は手元から減ったはずなのに、心には充足感が広がったのだ。まるで、冷たい水が心に染み渡るような、清々しい感覚。
そして、個人事業主である私は、寄付金控除というメリットも得られる。会社員のときであれば、寄付金控除をうけるには確定申告が必要で、「たった数千円の控除のために面倒な手続きをするメリットがない」と思って行動はしなかったであろう。しかし、今は違う。毎年確定申告をする個人事業主だ。
寄付という行動は、私の中でただの「お金をあげる行為」から**「自立した事業活動の一部」**へと昇華した。
- 社会貢献: 自分の稼いだお金が、地球の裏側で命を救う活動に使われる。
- 経営感覚: 寄付金控除も活用し、税務と社会貢献を両立させる。
- 心の変化: 誰かの役に立っているという実感が、自己肯定感と事業への活力を高める。
これこそが、大谷選手やユダヤの成功者が実践する**「成功者マインド」**の根源ではないだろうか。自分の富を独占するのではなく、それを循環させることで、社会全体を底上げし、結果として自分自身の精神的な豊かさと、事業の更なる発展へと繋げる。
お金の使い方が、その人のマインドを映し出す鏡なのだ。
私は、この小さな一歩を踏み出したことで、単に控除を受けるという実利的なメリットを超え、**「心を豊かにするお金の使い方」**を知った。そして、この新しい視点こそが、私が50代で手に入れた最高の財産だと確信している。
寄付金控除も受けられるので、引き続き寄付をして自分の心を豊かにしていこうと思う。この寄付こそが、未来への種まきなのだと信じて。
最後に、「国境なき医師団」の案内には、家族や友人に広めていただきたいとの言葉がそえられていた。僭越ながら、ホームページのリンクを貼っておきますので、自分の心を豊かにするためにも寄付をご検討してはいかがでしょうか。

