私は50代で長年勤めた会社を早期退職し、現在は個人事業主として活動しています。この大きな人生の転換期を経て、これまで漠然と抱いていた**「自由」の定義が根底から変わった**ことを日々実感しています。
🕊️ 会社員時代の「自由」の幻想
会社員だった頃の私にとって、「自由」とは何だったでしょうか?
それは、「会社を辞めること」、そして「仕事に追われることなく、のんびりと心穏やかに過ごすこと」だと、深く考えもせずに信じ込んでいました。早期退職すれば、満員電車もなく、嫌な会議もなく、ストレスから解放され、悠々自適な日々が待っているだろうと、まるで老後の夢物語のように漠然と描いていたのです。
しかし、実際に会社を辞めるという決断を下し、個人事業主として動き出したことで、その「自由」の定義はガラリと変わりました。
💡 早期退職で気づいた真の「自由」とは?
退職後の私は、毎日仕事で汗をかいています。会社員時代と変わらず、時には夜遅くまで作業することもあります。ですが、以前とは比べ物にならないほど、心が安定し、満たされています。
なぜなら、私が今感じている「自由」とは、日々の「選択」を、すべて自分自身で選び取って行動している状態だからです。
- 会社を早期退職するという大きな決断も、誰かの指示ではなく、自分で考えて選んだ選択です。
- 収入を得る手段として、再就職ではなく個人事業主として仕事を続けることも、自分で選び取った選択です。
- そして、今日、どの仕事をするか、何時に起きて、どこで働くか、すべてが自分の意思による選択なのです。
「仕事がないこと」が自由なのではなく、「仕事をするかしないか、どんな仕事をするか」を自分で決められることこそが、本当の自由なのだと、今ならわかります。
🤯 ストレスからの解放が生む精神的な自由
会社員時代、私を縛っていたのは、時間や場所の制約だけではありませんでした。
- 尊敬できない上司に頭を下げること。
- 部下との人間関係に気を使い続けること。
- 形骸化した人事評価に一喜一憂すること。
数え上げればきりがない、これら無数のストレスの源が、退職と共に消え去りました。この精神的なしがらみからの解放こそが、私が「自由」を深く感じている最大の要因の一つです。
誰かの機嫌や会社の都合に左右されない日々は、想像以上に心地よく、自分のために思考し、行動するエネルギーを与えてくれます。
💰 経済的な裏付けが「選択の自由」を広げる
もちろん、自由を謳歌するには、それを支える経済力も重要です。早期退職時に手にした少しばかりの退職金や、個人事業主としての安定した収入も、私の**「選択の自由」**を大きく広げてくれました。
たとえば、以前なら価格を気にしてためらっていた行動も、今は躊躇なく選ぶことができます。
- レストランで値段を気にせず、本当に食べたいメニューを選ぶ。
- 必要なものや、自分が価値を認められるものには、お金を惜しまずに投資する。
- 移動手段や宿泊先で、時間の節約や快適さを優先した選択をする。
これは贅沢ではなく、「自分の人生に必要なものを、自分の判断で選び取る権利」。この権利を行使できることこそ、経済的な自由がもたらす、最も価値のある「自由」なのだと感じています。
🏁 まとめ:あなたの「自由」の定義をアップデートしよう
私の経験から言えるのは、自由とは**「何もしないこと」ではなく、「すべての行動と結果に対して、自分で責任を持ち、自分で選択できること」**だということです。
もし今、あなたが会社員として「辞めれば自由になれる」と漠然と考えているなら、その自由は**「のんびりした時間」でしょうか、それとも「人生の選択権」**でしょうか。
50代からの人生はまだ長いです。自分にとっての真の「自由」の定義をアップデートし、主体的に人生の舵を取り始めることが、充実したセカンドキャリアへの第一歩となるはずです。
にほんブログ村


